今回はピラおのピラティススタジオが競合他社との差別化で意識している点をまとめます。
個人が大手企業との競争に負けずリピーターを獲得する方法の参考にしてみてください。
こんにちは!ピラおです。
私はもともとピラティススタジオを全国に複数展開する会社で会社員を務めておりました。
新天地への新規出店や他社との競争の中で得た経験を元に、個人事業で取り入れている内容を3つに整理します。
個人の特性・専門性を出す
今やピラティス市場はレッドオーシャンです。
個人事業が競争で生き残るために必要なのは明確な差別化です。
ピラおのスタジオを例に出すと
「理学療法士が教える 40代以上のプライベートピラティス」
が主なテーマになっています。
体の不調がある方、既往歴や手術歴がある方も分け隔てなく受け入れるスタンスで、
他のスタジオに通いたくても通えなかったお客さんが多くいらっしゃいます。
たまたま私は理学療法士免許をもっていましたが、例えば
「痩せることに特化したピラティス」
「産前産後専門ピラティススタジオ」など
各々の得意とする分野でニーズの高い分野を持ってくると専門性が訴求できます。
大手で獲得できないお客さんをキャッチする
大手ピラティススタジオにも弱みがあります。
そこを逆手に取ることで自分のスタジオだからこその差別化ができます。
大手でキャッチアップできないお客さんを積極的にターゲットにしていきましょう!
インストラクターの質がまばら
業務委託で経験の浅いインストラクターやお客様の課題(痛みや体調不良)に対する専門知識がないインストラクターは実は多いです。
私がインストラクター養成講座をしていた際、インストラクターの多くはお客様の要望に答えられない、対応策が合っているか分からないという悩みを持っていました。
人手不足で養成後数日~数ヶ月のインストラクターも実は少なくないのが現状です。
その点、独立を考えるインストラクターさんは経験豊富です。満足度の高いレッスンで差別化を図りましょう。
すべてのお客様に対応してくれない
ピラティスは誰でもできるストレッチですが、上記にあるようにインストラクターによっては正しい対応ができない可能性があります。そのため、多くのスタジオでは既往歴や手術歴、妊娠中など体の問題がある方のレッスンを受け持ってもらえないか該当箇所を大きく避けるトレーニングしかさせてもらえません。
そうなるとグループレッスンはもちろん自分に合ったトレーニングができないと感じるお客さんも多くいます。
また、セキュリティ面で男子禁制のスタジオも多くスポーツ選手や筋トレ中の男性などが行き場に困っているケースもあります。
敷居が高いと感じる
これはピラティスの広告による影響が大きいですが、初心者にとってピラティスと聞くと、
「若くてスタイルのいいお姉さんがきらきらした環境でやる意識の高い運動」と、
印象を持たれることがあります。
そんな中で「何かしら運動を始めたい、私でも通えるピラティスはないだろうか?」「やってみたいけど恥ずかしい」と思う中高年の男女はまずこっそりプライベートレッスンからお試しします。
実際、私のスタジオのお客さんではピラティスをやったことがない人が9割です。
大手のピラティスでみる美人なインストラクターさんやおしゃれすぎる環境は実はお客さんからすると敷居が高いと感じる一因なのかもしれません。
お客様の気持ちに寄り添って課題の解決に導けるスタジオが求められます。
低価格で勝負しない
個人事業のほとんどで言えることですが、価格勝負に出ないことも大きなポイントです。
近隣の競合と張り合って少々単価を下げて、安いから来るスタジオになってはいけません。価格勝負ではいずれ負けることが分かっているからです。
徐々に単価を上げていく心意気でレッスンの質の向上と満足度UPにつなげていきましょう。
以上、ピラおのスタジオで実践している差別化の一例でした。
個人事業の柔軟性を強みを活かしてお客さんのニーズを満たせるスタジオ運営をしていきましょう!