ピラティススタジオを始めると決めてから、創業にあたり補助金や自治体の創業支援制度について検討し実施したことをまとめて共有します。
こんにちは!ピラおです。
会社員を辞めて、独立開業すると決めてからは妻と資金面や制度面をよくリサーチしました。開業するうえでの資金調達で活かした制度と活かせなかった制度を紹介します。
いろいろ制約がありできることをやりきれなかったので私としては後悔も・・・
これから開業する人がいたら参考にしてください!
補助金に関して
補助金に関しては正直、もっと活用の機会があったと反省しています。
ただ、実際に会社員をしつつ1年以内に開業しようと準備すると・・・
スケジュールが間に合わない!補助金の審査を待っていられない!という場面に多くあいます。
また、補助額の算定に規定が細かく、広告費の補助がでるがウェブ広告費用は全体の◯割までなどの制限があり、補助金申請の計画から実際の広告費に変更があると補助額が大幅に減ることがあります。
小規模事業者持続化補助金
こちらは通年で公募している全国統一の補助金となります。
補助額が50万~250万円、補助率2/3~3/4と、申し込む時期や事業者の属性で金額が変動します。事業計画さえしっかり作れば比較的通りやすく広告費や設備投資、外注費など幅広く活用ができる点が使いやすい補助金とされています。
ピラおも申し込みをして審査に通りました!が、ここで盲点が・・・
新装開店の広告費として
- 看板製作
- 看板設置
- チラシデザイン制作費
- チラシ配布外注
- LP製作費
- SNS広告費
でトータル約100万円うち50万円を補助してもらう計画だったのですが、補助金申し込みから4カ月後に実際にかけた広告費は・・・
- チラシデザイン制作費
- LP製作費
- SNS広告費
で約45万円のみになったのです。
補助額は広告費に対するウェブ広告費割合の上限などもあり5万円弱となりました。
かけた手間もあるので正直もったいないなあ・・と感じます。
広告費が変更になった理由は高所作業を伴う看板を設置しないことにしたためと、チラシの配布を親戚などに手伝ってもらって費用をかけないようにしたためです。
ウェブ以外の広告手段を活用していたら補助額はもっとあげられたのですが、不要な広告費をかけなくて済んだと考えることにしました。
設備投資に対応した補助金
もう一つ、設備投資に使える補助金として「○○地域の中小企業向け設備投資応援」の補助金でピラティスマシンを購入する目的で申し込みました。
こちらは申し込み、審査が通ったのですが結局事業の都合上、辞退することになります。理由は補助金の事業実施期間がスタジオの事業期間と合わなかったためです。
補助金には事業期間が定められています。審査の結果が出て採択されて初めて物品の購入や発注をしていいことになっていますが、私が購入したかったマシンメーカーが輸入品である都合上、早めに発注をかけざるを得なくなり補助期間から外れてしまったのです。
また、複数のマシン購入を見越して補助金に申し込みをしたのですが、結局1セットのマシンセットのみで開業することになり補助金がなくても資金が足りたことも理由にあります。
検討したが使えなかった補助金
他にもおすすめとされる比較的使いやすい補助金で私が使わなかった補助金は以下になります。
- IT導入補助金:個人事業主にはオーバースペックのハードやソフトを導入することになる。導入の初期費用は無料でも数年後から月額費用発生(固定費が上がる)
- 事業再構築補助金:申し込み準備、審査と事業計画期間が長すぎる、創業には不利、事業拡大の際に再検討する予定
- ものづくり補助金:審査と事業計画期間が長すぎて間に合わない、事業拡大の際に再検討する予定
元から安定した事業実態があり、かつ長期的に新しい事業プランがある場合、上記の補助金は使い勝手が良いと思いますが、私のように準備期間が短い(数か月後に開業)の場合、活用できる補助金はほとんどないなという印象でした。
補助金等をあてにせず自己資本と融資計画で着実な事業スタートを切ること優先した結果なので今後の機会に生かそうと思います。
創業支援の制度を活用すべし!
知人から「開業するのであれば創業セミナーを受けなさい」と言われたことがあります。
創業塾や創業セミナーなど(産業競争力強化法に規定される認定特定創業支援等事業)を受けて新たに事業を始めると補助金や創業融資など複数の優遇が受けられるという制度です。
開業予定の市区町村で開催しており複数回の参加で受講認定が得られます。
私はお勧めされたにも関わらず、創業セミナーを受けませんでした!!!
理由は、スケジュールが合わなかったの一択です。
補助金が事業期間と合わず活用できなかったのと同様に、当時ブラック会社員をしていた私は平日に創業セミナーを受けに行く余裕がなく、開催時期に参加ができませんでした。
事業主本人の出席が必要とのことで妻に代行してもらうわけにもいかず泣く泣く諦めたという経緯です。開業後に受講することもできるそうなのですが、開業後は予約が入り、新たな設備投資や融資が必要なくなりました。
まとめ
私はせっかくの創業応援の制度を使いこなせませんでした・・・
これから開業を検討する方には効率よく制度を利用することをお勧めします。
ただ、開業したい!独立したい!気持ちの熱が冷めないうちに短期間で準備を進めることも大切です。
お得な情報は逐一リサーチしていきましょうね!