今回はピラおが開業するうえで意識した経費のかけ方や固定費を抑えるコツ、実際の固定費の内訳などを皆様に共有します。私が開業したピラティススタジオはできるだけスモールに確実に利益化ができる仕組みを目指しました。
こんにちは!ピラおです!
会社員時代は経費=ラッキー!という印象で領収書をもらっていましたがいざ開業してみると、できるだけ経費を抑えることがどれだけ利益に直結するかを身にしみて感じる日々です。
私の経営するスタジオは数ある会社からするととーって小さいビジネス形態だと思います。
開業を目指す人の参考になれば嬉しいです!
ピラおのピラティススタジオでかかる実際の固定費
実際にかかる月固定費の内訳
家賃+共益費 | 132,000 |
予約システム | 10,000 |
電話・ネット | 4,000 |
サーバー | 2,200 |
交通費 | 12,000 |
合計 | 160,200円 |
これとは別途で借入金の返済が月10万円ある状況です。併せて26万円は必ずかかる費用といった感じですね。
いかがでしょうか?高いと感じますか?安いと感じますか?
私としてはかなり安く抑えられたのでは?と感じています。
経験上、グループレッスンができる規模のスタジオでこのエリアの駅近の物件だと家賃が30万円、固定費で最低でも40万程度かかる印象です。
固定費の抑えどころ
私は家賃と広告費が固定費を2大要因と考えています。
家賃について
飲食店や美容院などは路面に出店することで目立ち集客にプラスの効果があると思いますが、ピラティススタジオはどうでしょう?
「疲れた体のメンテナンスをしたい」「こっそりダイエットしたい」「近所の人に知られたくない」という意識がピラティスを始める前段階の女性には多くないでしょうか?
実際、路面でガラス張りのピラティススタジオもありますが、私の周りにいる女性陣は総じて「目立つところには通えない。」と話しています。
あまりにも怪しいビルや居酒屋街にあると不安でしょうが、家賃の高い目立つ場所よりもひっそりと通える2~3階以上のスタジオの方がお客様の受けがいいです。
不動産屋さんはなるべく見栄えのいい物件をお勧めしてきますが、ここは支出の最も多くを占めるポイント。固定費の抑えどころだと感じます。
広告費について
広告費をかけるとその分お客さんが来てくれる。これは本当にそうでしょうか?
例えばホットペッパー等の掲載にも言えることですが、広告代理店営業マンがお話する広告費と集客の数字はあくまでも参考値で、集客を約束してくれるものではありません。
昨今、大手脱毛サロンの倒産が話題ですがこれらは広告費の比重が重くなり集客とのバランスが取れずに採算が合わなくなったケースで有名です。
この反省点はお客様から事前に代金をいただく前払いのビジネスに共通している課題で、ピラティスやヨガ教室、月毎に通うエステなどにも活かす反省があります。
昨今は検索上位に来るPRのページをあえて見ない、バナーは無視するといったネットユーザーも増えていると聞きます、日々大量に見せつけられる広告に対して疲れや嫌悪感が広がっているのかもしれません。
- SEO・MEO対策はどの程度必要なのか?
- SNS広告は効果があるか?
- 掲載する媒体で本当に集客が可能か?
を自分の感覚や数字のデータをもとに情報を集め必要に応じて都度広告費をかける、といったスタイルを私は意識しています。
私の周りの失敗例
ここからは私の周りの個人事業主がやってしまった固定費の失敗例をあげます。
集客が想定通りいかないときは不安で、広告費をかければ何とかなるのでは?と思いますよね。
営業マンはそんな不安を逆手に取ってきます。失敗例をぜひ参考にしてください。
ネットに疎いがためにネット広告にお金をかけすぎる
個人事業を始めるにあたり、PCが使えない!Instagramが分からない!とネット対策はすべて広告代理店にお任せしてしまう方を見受けます。それも月額3~7万などで数年単位の長期の契約になることも多いとか。よく聞くものでいうとSEO対策込みでAIがHP作成をサポートするサービスや、人気まとめサイト掲載、美容やグルメサイト掲載などです。
契約期間などの定めがあり、短期解約の場合違約金が発生するケースが多いです・・・
(実はピラおも引っ掛かりました!!)
広告で全然お客さんがこない
営業マンがよく言う説明があります。
「月5万で15名の新規顧客の見込みがあります!広告費の元はほぼ取れるので大丈夫」
実際のところどうでしょう?この広告代理店で掲載を始めたAさんのスタジオでは新規のお客さんは月に5名しかこないというのです。しかもこの新規のお客様は紹介の方もいたので実質の広告費の費用対効果がどれだけ見込みがないかを表した一例です。
また、盲点になりがちですが、パーソナルのスタジオにとって新規●名というのはお客様が順調に定着していれば毎月必ず枠がとれない点に注意が必要です。