今回は私のピラティススタジオで実施した集客活動の結果を会社員の経験も踏まえてオープンに公開します。成功例と失敗例をご参考ください!
こんにちは!ピラおです!
今回は集客についてです。広告費をかければかけるだけ集客は成功するものと考えていた私は個人事業の規模の戦い方を誤解していました。
これから開業を考える方はご参考ください。
集客の失敗
甘い見積もり
もちろん、ピラティススタジオの出店を考える際に、集客の想定はしていました。
私はピラティススタジオ運営会社の会社員をしていた経験もあったので、「この地域にこのくらいの金額をかければ●人くらい予約がくるだろうな」という感覚がありました。
そのうえで事業計画にした数字が以下になります。
広告方法 | チラシ配布 | LPを使ったSNS集客 (Meta社) |
金額・数量 | 1万部 | 10万円/月を3カ月 |
体験予約数 | 20名 | 40名 |
過去、近い立地条件のスタジオオープンで広告をかけた時の経験則から流入人口などを加味してこのくらいの数字が妥当だろうと考えました。
会社員時代は初回体験の申し込みのきっかけの半数がMeta社広告(Facebook・Instagram)、2割がポスティング広告、残り4割が知人の紹介やインターネット検索によるものという傾向がつかめていました。
ちなみに、初回体験のうち7割は会員契約につながる見込みです。
マッチしなかった広告
・LPを使ったSNS集客
SEO対策でエリア検索で1ページ目にヒットするようにしてMeta社の広告にも出しました。
興味がある人はLPからLINEで予約希望を出せる仕様で予約受付を開始しました。
この時の広告は動画でなく静止画です。
厳しい現実
結果
蓋を開けてみるとどうでしょう?!
オープン前の7月から事前予約をスタートし8月初月を振り返ると、
LPから入る予約は0件でした!!
この時には計30万円ほどの広告費をかけている状況でしたが、まさかLPからの集客がまったくないなんて想定外でした。
代わりにポスティングや広告会社を通さずに自力で運営したInstagramからの予約が入りました。Instagramのリール動画をきっかけに当スタジオを知り予約を入れてくれる方がほとんどでした。
当時フォロワーは100名にも満たなかったのですが、リール動画を自力で作成しを広告にかけたところフォロワーが200名ほど増加し予約が入り始めました。
あれ?これはLPを作る意味がなかったのでは?と思うほどに顕著に集客の結果がでました・・・
広告の効果がなかったのはなぜか?
会社員時代の新店舗OPでは広告の効果が高くでていました。ターゲットも同様の広告の打ち方をしたのに個人でうまくいかなかったのはなぜでしょう?
- LP・広告の完成度が低い
- 体験レッスンの価格が高い
- 地域に合っていない
- 価格が広告の効果を出すまで見合っていない
など考えられますが、一番は競合他社の有無だと考えています。
同じ地域で私のスタジオがオープンする直前に新規で大手の参入がありました。
検索上位にはいつもきまった大手のグループレッスンがヒットする状況で、体験レッスンの価格は無料です。
その中で私のスタジオは体験レッスン5,000円、個人のプライベート専門としてオープンしたため勝負になっていない状況ですね・・・
改めて”理学療法士の実践するピラティス”であることをそのエリア唯一の特徴として訴求を続けたところ、徐々に問い合わせと予約が入り始めました。
一番の集客のコツはニーズに合った差別化なのだなと勉強です。
実際の集客方法
広告方法 | チラシ配布 | SNS集客 (Meta社) |
金額・数量 | 3,000部 手配り (オープン当初のみ) | シーズン毎に1万円程度 |
大型の看板設置などは行っておらず、入居するテナント1階にA看板のみ立てています。
開業2カ月間の集客結果
体験予約: 30名(友人・知人の予約12名は除く)
会員契約: 24名
体験レッスン数の目標(チラシ配布 20名、LP広告 40名)からすると半分の予約数になってしまいましたが、知人の応援を除く体験レッスンの契約率は8割と目標の7割よりも高い確率でその点はよい結果ととらえています。
会社員時代は大きな会社がバックにいることから集客の効果も出やすい環境にありましたが、個人での戦い方は違うと痛感した事例でした。
広告費は勉強代と割り切ってこれからの集客に生かしていきます。