今回はお金の話になります。開業を目指す上で準備した現金や貯めてきた期間と借入の際に信用を上げるコツなどもお伝えします。
こんにちは!ピラおです!
私は金融のプロでも、ファイナンシャルプランナーでもないのですが、開業にあたりまとまった自己資金を準備することができました。
実際に資金を積み上げてきた方法など参考までにまとめます。
自己資金の重要性
独立開業にあたり自己資金ですべてを準備する方もいますが、ほとんどの方が借入を検討すると思います。
開業を検討するにあたり相談した税理士さんから、
「開業費・運転資金は借入金だけで賄えるようにしなさい」とアドバイスを受けたことがあります。
自己資金はあくまでも家庭の大事な資産として手を付けずに借入の信用として見せるだけにしなさい。とのことでした。
家計を圧迫してぎりぎりで始める事業はスタートダッシュに時間がかかったり一時的なトラブルで生活が破綻するためだそうです。
本来は自己資金も含めて開業の資金を準備する体が必要なのですが、要は借りられるものは借りられるだけ借りて自己資金は極力手を付けない経営を目指しました。
業種にもよりますが店舗開業の場合、公庫からの借入は自己資金の3倍程度が相場になっているとも聞きます。コロナ禍以降、借入できる額が減ってきたとか…
自己資金が少ない=借入も少ない
借入を十分にするためにも自己資金はしっかり貯めていく必要があります。
貯めた額と貯めた方法
ピラおの場合、自己資金は夫婦で350万円準備しました。
この他に夫婦でNISAをしていたため投資の資産が500万円ほどある状況でした。
審査の降りた借入金は800万円です。自己資金の2倍ちょっとですね…
結局のところ、予定よりも工事に費用が掛かり自己資金も手を付けることになりました笑💦
自己資金を貯めた方法は2通りです。
- 先取り貯金
- インデックス投資の運用
2018年頃から二人合わせて毎月4~6万円の現金を貯蓄していました。
時々の旅行や引っ越し、結婚指輪の購入などで貯金を切り崩すこともありましたが少しずつ貯めることができていました。
また、2020年のコロナ禍をきっかけに妻が当時の積み立てNISA(年間上限40万)をはじめたのをきっかけに私も年間40万円の積み立てNISAを始めました。
別枠でボーナスや臨時収入があった際は、積み立てNISA外で特定口座を利用して全世界株などのインデックス投資をしていたのですが、幸運にもこの運用益が自己資金の大きな後押しになります。
相場が良かったこともあり2022年までに購入した特定口座の総額が170万円(運用益+70万円)となっていたので2023年に利益確定して税引き後150万円を自己資金に加えました。
貯金200万円+利益確定150万円=350万円
以上が開業資金のすべてです。
家計の運転資金として他にも現金はキープしていましたが自己資金としては上記を借入相談時に説明しています。
実は公庫の融資審査の際、重視されるのは自己資金の金額だけではないそうです。
計画性をもって地道に貯蓄ができてきたのか?
開業後も着実に経営を安定させて返済ができるのか?
が審査の要件です。
そのため、多額の資金援助を知人から受けていたり、入手先が不明な現金であったりすると審査時に印象が良くないとか。
たとえ、資金援助が受けられるとしても自身で管理したお金を貯めてきた履歴は示すことが大切です。
お金がたまりやすくなる 個人的なお勧め
ピラおは稼いでいたのか?と聞かれたら一般的かそれよりも低い給与しか稼いでいません💧
なんせ理学療法士のためそんなにたくさん儲ける業種ではないのです・・・
そんな人でも安心できるだけのお金を貯めるために以下の手段がおすすめです!
- 収入・金銭面をオープンにした同棲
- 生活資金が半年分以上貯金出来たらNISAをスタート
生活の根本を変えることですが、まずはできるだけ早く生活を一緒に組み立てられるパートナーを見つけてください!!
それができないんだという方こそ、若く年収が低いうちがチャンスです!!
実家暮らしは金銭面だけ考えると最も都合が良いですが、独り立ちやその後の仕事先を自由に選ぶ上でも一人暮らしは一度経験しておいた方が良いです。
そのうえで、生活を共にできるパートナーを探して共同生活をしましょう。
このとき、どちらかが依存的にならないようにしてください。薄給でも金銭面をオープンに話し合えば二人の生活で余裕ができて貯蓄ペースも上がりますし、たとえお別れすることになってもこの期間にできた貯金は資産としてプラスになっているはずです。
生活資金がある程度たまってきたら、NISAで投資の世界に足を踏み出してみましょう。
投資期間が1年2年と積み重なっていくうちに金銭管理の考え方が将来に向けて前向きに変わっていきますよ。