ピラティススタジオを個人で開業してから1年・・・実は今の物件を決めてからピラおのスタジオ周りは同業他社が後から後から新規参入しているピラティス激戦区となってしまいました。この一年の出店ペースや市場の分析について整理します。
こんにちは!ピラおです!
ピラおが目をつけた穴場の出店エリアは現在、ピラティス激戦区です。
昨今のピラティスブームは今後も続くのか?
今後の生き残り方について考えてみます。
ピラおの出店エリアの状況
ピラおのスタジオは関東の某主要駅、徒歩5分の立地にあります。
現在の駅に出店を決めた要素の一つに同業他社の有無がありました。
駅徒歩10分圏内のピラティススタジオ
2024年4月 | 2025年8月 | |
個人スタジオ (パーソナル専門) | 0店舗 | 3店舗 |
大手スタジオ (グループ・パーソナル) | 3店舗 | 9店舗 |
2024年4月は物件契約時です。
これは個人出店としては穴場だ!と判断した私は急いで開業の手続きを進めました。
まさか1年で9店舗もピラティススタジオが増えるとは驚きです・・・
フィットネスジムの会社がピラティスを始めたり、ホットヨガスタジオがマシンピラティスを導入するケースも目立ってきています。
大手スタジオはグループ・パーソナルの両面でレッスンを提供することが増えてきて今までのグループレッスン一辺倒なイメージも少なくなってきました。
ピラティス市場について
コロナ禍以降、フィットネス市場はレッドオーシャンと言われることが増えてきましたが、ピラティス市場に限っても例にもれずレッドオーシャンであると感じています。
理由としては・・・
- ブームに乗って大手が続々と参入してきている
- 参入障壁が低い
の2点があげられます。
昨今のK-POPブームでピラティスの認知度は高まりました。スポーツ選手やタレントさんが監修するなどしたことで大手が勢いを増して出店ペースを上げています。
一時期のチョコザップのようになるべく多く出店することで先に顧客を抑える作戦が横行しているように感じます。
また、ピラティスインストラクターの民間資格は20~40万円で取得することができ、100万円でマシンを購入できれば開業できるといった個人の参入障壁が低いことも大きな要素になっていそうです。
個人的 今後の市場予想
実は従業員を抱えるピラティススタジオは利益率がそんなに高くありません。
そのため大手は出店数を増やしていくことが正攻法となっています。
その結果、インストラクター未経験の採用案件やインストラクター養成講座のニーズは向上しましたがインストラクターの経験値やレッスンの質は低下しました。
ピラお自身がインストラクター養成の講師をしていたこともあり、開業後もインストラクターさんが自主的に通ってきてくれています。
レッスン経験が少なくても店長になったり管理者になる人も多く、インストラクターさんも不安なまま実務にあたっています。
今後はピラティスのグループレッスンを皮切りに淘汰の時代がくると私は考えています。
大手は広告や価格の競争に入っていて、グループレッスンを求める新規のお客さんはより安くコスパのいいスタジオに移行しているためです。
また、お試し体験だけ受けてみるといったライトな顧客層は獲得できたとしても離脱もしやすいので新たなブームや業界のネガティブキャンペーンなどが世の中に出ることがあれば集客が一層難しくなると予想されます。
個人ピラティススタジオの戦い方
個人がピラティス戦国時代を勝ち残るには差別化を明確にすることがすべてだと考えます。
私のスタジオに来てくれる理由をはっきりするべきです。
ピラおのスタジオは中高年以上の女性に焦点を当てて医療の知見を加えたピラティスを売りにしています。
お客さんからの声として、
「長く歩ける身体でいたい」「疾患のリハビリ代わりにピラティスがしたい」といった切実な要望を受けることが多く、それに応えられるピラティススタジオはそう多くないと自負があります。
これから開業を考えるインストラクターさんも戦うための差別化を探していってほしいと思います。
今後も個人開業したピラティススタジオのリアルをまとめていきますので、定期的にチェックいただけると嬉しいです。