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独立開業のために ビジョンをしっかり持とう

開業準備

今回は開業準備にあたって大事だった独立のビジョンに関してまとめます。どんなスタジオにしたいのか?どんなサービスがしたいのか?など、準備を進めているうちに当初の目的が分からなくなることがあります。私の反省を参考にしてみてください。

こんにちは!ピラおです!

スタジオを作ると決めてテナント物件を探す中で私はやりたかったことが分からなくなるタイミングが何度かありました。(笑)

理想が100%叶う物件はないので、このテナントでできることは・・・と自分のやりたいことよりも物件に合わせたスタジオ運営を考えてしまい思考がまとまりませんでした。💦

経験から得た「開業するなら具体的に決めておくべきビジョン」をまとめます。

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目的を整理 なぜ開業したいのか

「独立したい!」「開業したい!」「会社員を辞めたい!」

そういった声は私の周りにもよく聞こえてきます。
ただその気持ちのままに開業へと突き進んでしまうと、やりたかったことが達成できないどころか後悔することにもなりかねません。

開業を目指すのであれば、そもそもなんで開業したいのか?と自己分析をすることが大切でしょう。
目的によっては開業自体が最適な選択肢でない可能性があります。

私を例にすると・・・

・身体に不安がある人でも通えるピラティススタジオを作りたい
・健康な人をピラティスで増やしたい
・ピラティスで自分の生計を成り立たせたい

が開業の目的でした。

人によっては稼ぐことが一番の目的になることもあるでしょうし、逆に自己満足で十分と考える人もいるでしょう。

自分の物差しで検討してみてください。

どんなスタジオなら目的を達成できるか(ビジョンを整理)

目的が整理できたら、具体的にイメージしていきます。
イメージとは言っても、的外れな売上やターゲットを上げても意味がありません。

現実的に目的が達成できるのかを検討していきます。

売上・収益

いくらの売上があって手残りがいくらあれば十分なのか、その売り上げは現実的に達成可能なのかを考えてみましょう。
この売り上げを達成するには一人で可能か?従業員を雇う必要があるのか?なども検討材料です。
例えば・・・

生活分で手取り月30万円は稼ぎたい

売り上げで70万円、家賃は10万前後

その場合、手取り換算で約30万円が確保できる

70万円の売り上げを作るには、

単価1万円のレッスンを月に70本(週17.5本)

月に70本のレッスンをするにはお客さんが30~40人必要

実現可能か?

ターゲット

来てくれるお客さんのイメージを言語化しましょう。
性別、年代、住むエリア、職業、分類、世帯年収、抱える問題等を整理するとお客さんとしたい人の課題がイメージ出来てきます。私の場合・・・

40~70代・女性・○○駅近辺に住む主婦・通院等で治療歴があり健康意識があるが課題感が強い

をイメージしました。

サービス内容

自分のやりたいサービス、価格、ターゲットに刺さる内容を検討していきます。
ピラティススタジオであれば、

パーソナルレッスン or グループレッスン or 両方 などを決めるとよいでしょう。

独自のオプションサービスやレッスンの基本時間、予約方法、営業時間と定休日に関してもイメージをしてみましょう。

立地・物件の条件

ターゲットが多い地域や通いやすいエリアを選択しましょう。
どこであれば目的が達成できるでしょうか?

また、サービス内容や従業員の有無に応じて広さや設備の条件も整理しておきましょう。

トイレは共用か?エレベーターは必須か?広さは最低何㎡からか?等

案外、近くに穴場があるかもしれませんよ!

実際の物件でシミュレーション

立地選定の後になりますが、実際に良い物件があれば売り上げのシミュレーションをしてみましょう。

ここで、見栄えのいい物件やひとめぼれするようなポイントがあったときは要注意です。目的に立ち返ってみてください。

なんで開業したかったのか?その場所で描くビジョンが叶うのか?を自問自答してみましょう。

また、収益シミュレーションは最低ラインの売上を厳しめに検討していきましょう。コロナや震災がいつ何時発生するか分かりません。できるだけ確実性の高い売上を想定できるとgood

私は、素敵な物件に出会った際に、家賃が高いことをなんとかごまかしてシミュレーションするなどやりたかったスタジオのビジョンを押し曲げてしまうことがありました。
すべてが思い通りになる物件はないと割り切って優先度の高いものを条件に物件を探すべきだったと反省しています。

ビジョンが定まらないと

ビジョンが定まらないと発生する問題を以下に挙げます。

  • ニーズに合わない物件を契約してしまう
  • 集客がうまくいかないなど経営の壁にあたったときに判断がぶれる
  • 内装やサービスの統一感がなくなってお客さんの来店目的が減る
  • 安易な価格勝負に出てしまう

私の知人で、パーソナルトレーニングジムを個人で経営している人がいます。
話を聞くと集客がうまくいっていないようでダイエット専門のうたい文句から、マットピラティスを導入したり、健康食品の販売を始めたりと試行錯誤しているようです。

一方、女性からするとダイエット専門のジムとして通うなら店舗が路面に面していてプライベート感がなく、入りずらいとの意見もありそうです。(妻の意見)

自分が目指した目的は開業準備だけでなく、開業後も自分の指針になります。

開業を検討するうえで一番に考えたいですね!

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